
本日届いたJAMSAT News letterから、期待の次期高軌道アマチュア衛星P3Eについての最新情報です。
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AMSAT-DL(ドイツ)からの公式見解ではありませんが、世界中のアマチュアから期待されている次期高軌道衛星P3Eの打ち上げを依頼しているArian Space社からの打ち上げ費用に関するオファー(見積)があまりにも高すぎて、AMSAT-DLの予算を超えてしまいました。
見積り金額についての正式発表はありませんが、うわさでは打ち上げ費用は1Kgあたり約320万円であるらしい。
これが本当であるならば、P3Eは約150Kgのマスですから、打ち上げ費用は約4億8000万円となり、AMSAT組織が世界中のアマチュアから浄財を集めてもとても足りない、と言うことです。
衛星を打ち上げてくれるキャリヤーAriane Space社とは、いままでAMSAT-DL(ドイツ)が表面に立って交渉してきましたが、今後はAMSAT-フランスが前面に出て、いわばフランスの国営企業体であるAriane Space社と価格交渉をして行く事になりました。
今後の動向は、AMSAT-フランスの政治力に期待するしかありませんが、P3Eの打ち上げについては今のところ、見通しが立っていません。
その昔はアマチュア衛星だから、商業利用目的での衛星ではないから、あるいはスペースが余っているから等などの理由で好意的に安い費用でロケットに載せてくれていましたが、今では打ち上げ希望の衛星が増え続けているため、趣味のアマチュア衛星といえども、打ち上げ費用の相当額を支払わなければならぬ、宇宙ビジネスのターゲットに該当する時代になったようです。
打ち上げを実現する努力は今でも続けられており、Ariane Space社だけでなく、その他のキャリヤーとも交渉が続けられていますし、また衛星のハードウェアは近々完成する予定ですが、2008年中、2009年前半は困難かも知れません。
新しい情報が入り次第、お知らせします。
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転載:2008年10月5日発行 JAMSAT News letter(242号)より
NPO-JAMSAT 日本アマチュア衛星通信協会・会員局/JA4VNE